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注目の出店者をご紹介!Teenage Brewing編

日本全国のブルワリーやインポーターなど、49社が出店する「2024けやきひろば春のビール祭り」に、「音楽はビールだ」をコンセプトに掲げる「Teenage Brewing」が初出店します。醸造開始から1年足らずにもかかわらず、すでにビール業界や多くのビールファンから熱い視線が注がれているブルワリーです。


「音楽もビールも人の感情を揺さぶれる」──10代の衝動を再び

「Teenage Brewing(ティーンエイジブルーイング)」は、埼玉・ときがわ町にあるブルワリーです。ライブハウスやカフェダイニングの経営も手掛ける株式会社キルクの森 大地さんが設立、2023年6月からビールの販売を開始しました。

ブルワリーは、JR八高線の明覚駅から徒歩約15分。醸造施設に併設される「Teenage Taproom “bekkan”」では、出来立てのビールとともに地元野菜を使ったおつまみのほか、スパイスカレーやローストビーフなど、本格的な食事も楽しめます。


Teenage Brewingが目指すのは、「自由で現代的なアプローチで新しい驚きと記憶を創る一杯」。音楽家としても長きにわたり活動してきた森さんは、「音楽に人の心を動かす力があるのと同じように、ビールも飲む人の感情を揺さぶることができる」と考えています。


創立メンバーの3人。左から、醸造長を務める及川季節さん、森 大地さん、Vit Kalousekさん


森さんがTeenage Brewingをつくるに至った直接のきっかけは、コロナ禍でした。音楽活動、ライブハウス・飲食店経営に大きな打撃となったのをきっかけに、改めて我が身を振り返り、今後の人生の指針となる新しい価値観を模索したといいます。

「人気や評価を気にすることなく、自分が本当に作りたいものに情熱を注ぎたい」──その点を突き詰めて考えた結果、浮かび上がったのが「ビール醸造家」という選択肢。それからビール醸造に必要な技術的・化学的な勉強と、狙った味わいのビールを実現するための研究に明け暮れ、千葉にあるブルワリー「BEER BRAIN BREWERY」で研鑽を積みました。

ブルワリーの名前に使われている「Teenage」には、「10代の頃のように“好き”に真剣に打ち込み、夢中で突き進む初期衝動のような気持ちを忘れない」という想いが込められています。


ビール祭り会場で楽しめるビールは6種類を予定

Teenage Brewingがビール祭り会場で提供を予定するビールの中から、2種類をご紹介しましょう。


■Earworm(イヤーワーム)

柑橘系の香りにトロピカル感も感じさせるDDH(ダブルドライホップド) West Coast IPA。苦味と甘味のバランスがよく、飲み終わりが涼やか。設立当初に発売されたビールの復刻版です。
アルコール度数:7%


■Honey, Honey(ハニー ハニー)

蜂蜜とローズマリーを使ったケルシュスタイル。口に含むと鼻に抜ける蜂蜜とボタニカル感に、自然に包まれているような清々しさを感じます。さっぱりした味わいは、最初の一杯にもおすすめ。
アルコール度数:5.5%


森さんに、ビール祭りへの来場者に向けてメッセージをもらいました。

「Teenage Brewingは、知識、研究、技術、専門家からの知見なども基に、“オリジナリティ”と“感動”を大切にするブルワリーです。『飲んだ人の人生を変えてしまうような感動を与えたい』、そんな気持ちを持ってビールづくりに取り組んでいます。

ビール祭りで我々のビールを一人でも多くの皆さんに楽しんでもらえるよう、仕込みに励んでいるところです。会場でお会いできるのを楽しみにしています!」


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