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「けやきひろばビール祭り」と「ISEKADO」のコラボビール「けやきウエストコーストピルスナー」登場!
2024.09.05
けやきひろばビール祭りと出店ブルワリーとのコラボビール第4弾は、 三重・伊勢市の「伊勢角屋麦酒(ISEKADO)」が醸造を担当。「けやきウエストコーストピルスナー」を会場で存分にお楽しみください!
2011年春の初登場以来、連続出場
けやきひろばビール祭りのコラボブルワリー選出にあたっては、前回の春に引き続き、一般の皆様より公募および投票いただきました。接戦の末、僅差で一位を獲得したのが伊勢角屋麦酒(ISEKADO)です。
伊勢角屋麦酒は、お伊勢参りのための名物餅をふるまう茶店「有限会社二軒茶屋餅角屋本店」を母体として1997年に創業したブルワリーです。アメリカンスタイルのフラッグシップビール「ペールエール」をはじめ、2000年代から国際的なビールコンペティションでも高く評価され、現在は海外展開にも力を入れています。
ビール祭りに初めて出店したのは2011年春。会場でも着実にファンを増やしながら、今回まで連続出店を実現しています。
爽快さと華やかな香りが魅力の「けやきウエストコーストピルスナー」
コラボビール「けやきウエストコーストピルスナー」は、パッションフルーツや白ぶどう、オレンジを思わせるホップの華やかな香りをまといつつ、ラガービールのドライな爽快感を併せ持つビールに仕上がりました。近年アメリカ西海岸を中心に人気が高まっているビアスタイル「ウエストコーストピルスナー」をベースにつくられています。
「まだまだ暑さの残るビール祭り期間中にも、爽快に飲んでもらえるようなビールをつくりました。飲み心地や喉越しに加え、喉から上がってくる香りを満喫するのがおすすめです」と、伊勢角屋麦酒の品質管理責任者 兼 ブルワーの山宮拓馬さん。「お客様の人気投票で選んでいただけて光栄です。投票してくださった皆様ありがとうございます!」(山宮さん)
伊勢角屋麦酒とけやきひろばビール祭りスタッフ
たった一人での出店からスタート
伊勢角屋麦酒の出店ブースでは、「ペールエール」「ねこにひき」などの定番やコラボビールのほか、限定醸造ビールも多く提供されます。ビールの他にも、伊勢志摩の名産である蒸し牡蠣を楽しみにされている来場者の方も多いのではないでしょうか。
最初に参加した「2011けやきひろば春のビール祭り」は、当時ヘッドブルワー(現・執行役員 兼 ブリューマスター)を務めていた出口善一さんがたった一人で、伊勢からビールだけを運んで販売していたと言います。ビールづくりの修行をした広島の酒類研究所で知り合った仲間に、ビール祭りのことを教えてもらったことが初出店のきっかけでした。
出口さん(中央)と伊勢角屋麦酒醸造担当チーム。
「やはり一人では限界を感じて、会場で『インペリアルレッド』を12杯おかわりしてくれたお客様にお願いし、販売を手伝ってもらいました(笑)。売上自体は今とは比べるべくもありませんが、他のビールイベントよりも良かったために、当時けやきひろばビール祭りを知らなかった会社にも認めてもらい、翌年からも続けられることになりました。
特に2010年代後半はひと月に34回ビールを仕込んでいたため、ビール祭りには夜仕込みが終わってから車で6時間かけて移動し、イベントが終わったらとんぼ返りです。夜通し高速を走り、到着してすぐ朝5時から夜まで2回分の仕込みをする、なんてことはしょっちゅうでした」(出口さん)
伊勢角屋麦酒を、ビールの多様性を体験してもらいたい
身体は相当にしんどい状態でも、ビール祭りでは多くの方々に飲んでもらえる、伊勢角屋麦酒を認知してもらえるという喜びが勝っていた、と出口さんは振り返ります。「お客様の『美味しい』の一言に救われていた」と。
「けやきひろばビール祭りには、クラフトビール初心者の方々もたくさん来場されるでしょう。もちろん伊勢角屋麦酒を知ってもらうことも大切だけれど、やっぱりいろんな味わいのビールに触れて、多様性を体感してほしい。日本最大級のビール祭りだからこそそれができる格好の場だと思いますし、その点に大きな魅力を感じています」
現在は、次世代のブルワーたちが中心となってビール醸造を手掛ける伊勢角屋麦酒。ビール祭りへの初出店から脈々と受け継がれてきた出口さんの想いも感じながら、ぜひ会場でけやきウエストコーストピルスナーをお楽しみください。