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新規出店者を紹介!KANEKU BREWERY編
2024.08.30
日本全国のブルワリーやインポーター65社が出店する「2024けやきひろば秋のビール祭り」に、2024春のビール祭りチャレンジャーブースでの激戦を勝ち抜き、見事、単独出店枠を獲得した「KANEKU BREWERY(カネクブルワリー)」が初出店します。
ないものは自分たちでつくろう!
「KANEKU BREWERY」は、青森県八戸市南郷にあるビール醸造所です。豊かな自然に恵まれ、東北最大級のジャズフェスティバル開催地でもある南郷の地に、株式会社カネク醸造が2020年3月に設立。「八戸麦酒」というブランド名でクラフトビールの販売を開始しています。
豊かな里山に囲まれた八戸市南郷地区
KANEKU BREWERYの建物
醸造所内の様子
代表の山形虎雄さんは、機械修理会社「ハード工業」の経営者でもあります。業種の異なる2社に共通するのは、「ないものは自分たちでつくる」というモットーです。
代表の山形虎雄さん
KANEKU BREWERY設立のきっかけになったのは、創業者である山形琢一さんが出張先のドイツで飲んだヴァイツェンでした。本場の美味しさに感銘を受けて日本でも探したものの、当時の八戸市にはないと知り、「ないなら、自分たちでつくろう」と創業に踏み切りました。
2代目の虎雄さんも、地元にクラフトビールを広めるという想いを引き継ぎ、スタンダードなビールをつくり続ける一方で、今後は積極的に新しいスタイルにも挑戦していきます。さらに、「流行に乗るだけではなく、自分たちで新たな流行を作り出したい」という考えのもと、近い将来にはアメリカ進出も目指しています。
創業者の飼い猫がサックスを吹いているKANEKU BREWERYのロゴマーク。
ビールのラベルにも猫たちが登場し、コミカルなストーリーを繰り広げる
会場で楽しめるビールは個性豊かな6種類
クラフトビール初心者にもなじみやすいものから個性的な味わいのものまで、幅広いラインナップのKANEKU BREWERYのビール。ビール祭り会場で飲めるビールをご紹介します。
■MAXIMUM(マキシマム)
発酵が終わったビールに、種類が異なるホップを3回にわたって香り付け処理(ドライホッピング)したTriple Dry Hop Hazy IPA。グラスに注ぐとパッションフルーツ、口に含むと洋ナシ、後味にはオレンジを思わせる香りが残ります。アルコール度数6.5%。
■California Sunset(カリフォルニア・サンセット)
ビール祭りのための限定醸造で、アメリカ北西部産の原料のみを使用したWest Coast IPA。代表の山形さんがカリフォルニアのブルワリーで目にした、夕日に染まるテラス席でビールを楽しむ人々の姿にインスピレーションを受けてつくり上げられました。飲みはじめに広がるトロピカルフレーバーが柑橘系へと変化し、しっかりとした苦味が感じられます。アルコール度数6.8%。
■Golden Lite Ale(ゴールデンライトエール)
青森県産の米「まっしぐら」を使用した、ライトな口当たりのゴールデンエール。アルコール度数5.0%
■Hazy IPA(ヘイジ―アイピーエー)
6種のホップを大量にドライホッピングした、苦味の少ないトロピカルフレーバーが特徴的なビール。アルコール度数7.0%
■foot print(フットプリント)
3種のホップとオーツ麦を使ったまろやかな舌触りのOat Cream Hazy IPA。クリームジュースのような甘味の後に、ピーチやマンゴーの風味が広がります。アルコール度数5.8%
■MIRAGE(ミラージュ)
スイスイ飲めて後味の苦さが心地良い、ラガー酵母を使ったIPAスタイルのビール。アルコール度数6.5%。
ストーリーのあるビールを
どんな目的でつくり、飲み手にはどんなシーンで飲んでもらいたいのか──1つ1つに明確なつくり手の意図とストーリーを持たせているKANEKU BREWERYのビール。ビール祭り期間中、それらをしっかり伝えながらお客様の好みを聞いてぴったりの1杯を提供したいと、ブルワー全員が会場へ駆けつける予定です。
KANEKU BREWERYのブルワーたち
左から留目浩志さん、(代表)山形虎雄さん、坂本健太さん、浅水恵里さん
代表の山形さんに、ビール祭りへの意気込みを伺いました。
「日本でも最大規模のイベントに参加できる機会をいただき、光栄です。飲んだ方の心に響くような、クラフトビールシーンをさらに盛り上げる1杯を持っていきたいと思いますので、皆さんと会場でお会いできるのを楽しみにしています!」