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新規出店者をご紹介! CRAFT BANK 編
2024.08.22
「2024けやきひろば秋のビール祭り」には、65社が出店します。今回は、この春のビール祭りで行われた「チャレンジャーブース」のファン投票で、初の単独出店を勝ち取ったブルワリー「CRAFT BANK(クラフトバンク)」をご紹介します。
銀行跡地でクラフトビールを醸すCRAFT BANK
「CRAFT BANK」は京都府北西に位置する福知山市のブルワリー。「旧銀行跡地でクラフトビールを醸造」していることが名前の由来です。
城下町として栄えた歴史文化で知られる福知山ですが、時代と共に「昔ながらの商店街」はにぎわいを失い、一時は空き店舗も増加していました。そんな街並みを活性化しようと2021年に「福知山まちづくりファンド」が誕生、投資先第1号となったのがCRAFT BANKです。
福知山駅前商店街の元銀行がブルーパブとしてオープンしたのは2022年7月。銀行時代の表示なども活かされおり、レトロと今のミックス感を味わいつつビールを楽しめる
20年以上そのままだった旧銀行ビルをリノベーションしたブルーパブの1Fは醸造所とビアバー。接客カウンターを再利用してバーカウンターに、元金庫室をVIPルームに生まれ変わらせています。
2Fはコワーキングエリア、3Fはイベントスペース、そして屋上は福知山の景色が一望できるビアガーデン! そこにはクリエイティブな人々が集まり、多種多様なイベントが開催されています。
リノベーションのためのクラファンにも挑戦、多くの賛同を得た。かつて町の経済発展に貢献した旧銀行ビルは今、ビールを通じた新たな出会いや活動の場となっている
スローガンは「ビール片手に、なんかやろう。」
CRAFT BANKのオーナーブルワーは、羽星大地さんと庄田健助さんのお二人です。福知山で生まれ育ち、世界的IT企業に勤務していた羽星さん。その一方、「まちづくりコンサルタント」として福知山のプロジェクト担当となり、行政機関と共に仕事したことがきっかけで福知山に移住した庄田さん。
知人を通じて出会った2人には、クラフトビールが持つ「自由で明るい雰囲気のビールコミュニティやカルチャー」に惹かれ、福知山のために事業を始めたいという共通の想いがありました。
「福知山の街を盛り上げる事業がしたい」、「美味しいクラフトビールを、福知山でつくってみたい」、「クラフトビールが持つ前向きなパワーで、人と人を繋ぐ場所を、新たなコミュニティを作りたい!」……。
意気投合した2人は仕事を辞めて「宮崎ひでじビール」の研修を通じて醸造技術を磨き、2021年に創業しました。
写真右がCEO / Brewerの羽星大地さん、左はCFO / Brewerの庄田健助さん
「クラフトビール飲む時に、難しく考えすぎる必要はない」というのが2人の考え。「何かをやりたい」という衝動や価値観をも大切にし、関わる人全てに思いっきりビールを楽しんでもらい、そこから自然に何かが生まれていく……。
「ビール片手に、なんかやろう。」──それができるのが、ブルーパブでもありクリエイティブな人々が集まる場でもあるCRAFT BANKなのです。
創業者自らバールやハンマーでビル解体を行う姿は「まるで銀行強盗」と近隣で話題になったとか。そこから生まれたブルワリーの「銀行強盗マスク」キャラクター
ビール祭りで飲める銘柄をご紹介
「DRINKABILITY (ドリンカブル:飲みやすい)」+「 DRUNK(酔っぱらう)」を足した彼らの造語「DRUNKABILITY(ドランカビリティ:気持ちよく酔っぱらう)」を目指し、醸されているのがCRAFT BANKのビールです。
栗や黒豆、小豆といった丹波地方の素材を活かした豊かなフレーバーが特徴
ビール祭りで提供予定の銘柄をご紹介します。
■BANK IPA(バンク アイピーエー)
香り豊かな米国産およびニュージーランド産のホップをふんだんに使用した定番のウエストコーストIPA。アルコール度数5.5%
■BANK COLD IPA(バンク コールドアイピーエー)
日本米、ラガー酵母、そして幾重にも重なるホップのアロマが織りなす、爽快感抜群のコールド IPA。アルコール度数5.0%
■LAZY IPA(レイジーアイピーエー)
トロピカルフルーツのようなアロマ、ピーチ・メロン・ライムといったフルーツを感じさせるジューシーなヘイジーIPA。アルコール度数7%
■KURI GOLD(クリゴールド)
爽快なキレのあるピルスナー。副原料として使用する丹波栗の甘みと香りがほのかに感じられ秋の始まりにぴったりな味わい。アルコール度数5%
その他の銘柄も提供予定とのこと。楽しみですね!
「2024春のビール祭りに”チャレンジャー”として参加、今回大勢の方のおかげで出店できることになり、とても感謝しています! 地元素材の特徴も感じつつ、心地よく酔っ払える『DRUNKABILITY”ドランカビリティ”』 が高いCRAFT BANKのビールをぜひ楽しんでください!」(羽星さん、庄田さん)