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新規出店者をご紹介! Yellow Beer Works編

2024.07.31


9月の開催が待ち遠しい「2024けやきひろば秋のビール祭り」。注目を集める初出店のブルワリーをご紹介します。福島の農家「カトウファーム」が醸造する「Yellow Beer Works(イエロービアワークス)」です。

笑顔になれるビールをふくしまで

Yellow Beer Works は、福島駅から車で20分ほどの、飯坂温泉の近くにある「カトウファーム」が醸造するブルワリーです。

2009年から福島市で農業を始めた、同社代表の加藤 晃司さん、絵美さんご夫妻。福島県の北東部に位置し、吾妻連峰・安達太良山といった山々のミネラルと栄養を含んだ雪解け水や福島盆地特有の気温差を活かして作られるお米は、極上の甘みに仕上がるといいます。


代表の加藤絵美さん(左)、加藤 晃司さん

2013年の東日本大震災を経て、福島でできることを考えながら、福島市に加え南相馬の地でも米作りに取り掛かりました。その頃、美味しいクラフトビールに出合ったことがさらなる転機となりました。ビールの原料となる大麦やホップの栽培を始めたのです。そうして2020年、Yellow Beer Worksを設立しました。

カトウファームでは、有機肥料と化学肥料の混合肥料を使用しており、農薬は一般的な基準よりも5割減らすことを実現した「減農薬」を採用。栽培している大麦やホップはもちろん、米は野菜などもビールの原材料の一部として使用しています。



ホップが華やかに香るフレッシュなビールたち

ビールが苦手ても、つい手を伸ばしてしまう人が多いというYellow Beer Worksのビール。ビール祭り会場で楽しめるビールの一部をご紹介しましょう。


■Juicy Pop

濃厚でとろみのあるヘイジーIPA。柑橘感の強い香りが印象的です。まるで100%ジュースを飲んでいるような、フレッシュな味わいです。アルコール度数6.0%。

ほかにも、果肉をたっぷり使った「スムージーエール」、口当たりの爽やかなセッションヘイジーIPA「Yellow Mountain」、原材料に米を使い軽やかに仕上げた「Rice Lager」などの発売を予定しています。


みんなが楽しく語り合える場所にYellow Beer Worksのビールを

鮮やかな黄色で、パッと目に飛び込んでくる個性的なロゴやラベルのデザインは、アメリカ在住の日本人アーティスト「Peelander-Yellow」さんのデザインによるものです。

加藤さんご夫婦が大麦やホップ作りを始めたのは、福島の海がサーフィンで盛り上がっている様子を見てビールをイメージしたから、というのも理由の一つだそう。一度目にすると忘れられないポップな色使いは、太陽の下、サーファーが集い賑わう元気な声も聞こえてきそうで、ビールを飲むのがますます楽しくなりますね。

Yellow Beer Worksは、皆が楽しく語り合える場所を目指して、福島からクラフトビールを届けています。農家が作るビール……農業の魅力が多くの人に伝わり、さらなる可能性が広がりそうです。

「皆さんに喜んでもらえるビールをたくさんご用意します!初出店頑張ります!」と、ビール醸造を担当する片倉悟史さんからコメントが届きました。

現在、ビール祭りで飲んでもらうために醸造中のビールもあるとのこと。自然の恵み豊かな福島発のビール、どうぞお楽しみに!


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