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けやきひろばビール祭りとDD4Dのコラボビール「Layers of Goodness」登場!

2023.09.13

けやきひろばビール祭りと出店ブルワリーとのコラボビール第2弾が登場。今回は、愛媛・松山の「DD4D BREWING」が醸造したトリプルオーツIPA「Layers of Goodness(レイヤーズ オブ グッドネス)」。ぜひとも会場でお楽しみください!

ビール祭りには“良い出会い、良い味、良い時間”がある

「けやきひろばビール祭りには昨年秋に初めて出店させてもらい、今回で3回目を数えます。会場で感じたのは、“良い出会い、良い味、良い時間”があるなということ。今回コラボビールのお話をいただいて、その3つの要素を異なるオーツ麦を使って表現してみたいと思いました」。

そう語るのは、ビール祭りとのコラボビール「Layers of Goodness(レイヤーズ オブ グッドネス)」を手掛けたDD4D BREWING(株式会社JAPANDEMIC COMPANY)の代表および醸造家の山之内圭太さんです。

“Goodness”に見立てたオーツ麦は、一般的なヘイジーIPAでもよく使わる、粉砕した「フレークドオーツ」、「オーツモルト」、「ゴールデンネイキッドモルト」(殻のないオートミールモルト)の3種類。

ビールを入れたグラスに顔を近づけてみると、アプリコットやオレンジ、パッションフルーツのような甘く爽やかな香りが漂ってきます。オーツ麦による霞がかった液体はほんの少しキャラメルを感じさせる柔らかな甘味をまとい、シルクのような滑らかさで舌の上を滑るとふくよかな余韻を残しながら喉を潤してくれます。

「Layers of Goodness」は「DD4D BREWING(ブース番号:20)」で提供するほか、お土産ビールコーナーでも購入できる。また、ビール祭りにDD4Dとともに出店する「クラフトビアバー ブロンクス」(東浦和)の店舗をはじめ、さいたま市内の飲食店でも取り扱う予定

依頼には高い完成度で応える

DD4D BREWINGは、愛媛県松山市の中心地にあるアパレルショップ「DD4D」の奥にビールの醸造施設を加える形で「DD4D BREWING & CLOTHING STORE」として2019年5月にオープンしました。

山之内さんは大学卒業後、東京で大手企業に就職。しかしながら、学生時代にカナダで出合ったクラフトビールの衝撃と愛着が心から離れず、ブルワーの道を志します。東京・代々木のブルワリー「Y.Y.G Brewery」で3年間初代ヘッドブルワーとして腕を磨いた上で出身地の松山へ戻り、DD4D BREWINGを立ち上げました。

2021年末には、タップルームも併設する第2工場「DD4D FACTORY & CURIOSITIES」を海沿いの三津浜港近くに設立しています。松山市の中心街から西へ車で25分程度の場所で、かつては松山城主や、俳人・正岡子規が行き来したという、瀬戸内屈指の魚介類の集散地でした。現在も古い町並みが残る中、DD4D BREWINGをはじめとする感度の高いショップが続々と登場しており、松山市内でも注目度が高まっているエリアです。

DD4D BREWINGの定番は、愛媛県産河内晩柑を使ったブリュットIPAの「4 O'CLOCK LET'S CALL IT A DAY」、Layers of Goodnessのベースにもなっている「DD4D Hazy IPA」、ウエストコーストIPA「DD4D IPA」、松山市内の農家が栽培するハラペーニョを使ったIPA「Don Jalapeño(ドン・ハラペーニョ)」、三津浜で夏に飲みたいビールをイメージした「MITSUHAMA PILSNER」、愛媛県の特産品「伊予柑」を使ったサワーエール「DAILY DOSE」の6種類です。

新作ビールの醸造も盛んですが、共通しているのは「地元の食材や、使ったことのない原材料を使ってビールの可能性を広げる」こと。農家さんから「この農作物を原料に使ってほしい」という依頼を受けた際には、スタッフ皆でアイデアを話し合ったり、ヘッドブルワーを務めるマイク・タナヒューさんと技術的な知識を交換し合ったりしながらビールづくりを進めています。

どんな原材料を使おうとも、高いクオリティのビールに仕上げるのがDD4Dの矜持であり、誇りにつながっているのです。

DD4D BREWINGのヘッドブルワー、マイク・タナヒューさん

「オーガニックなつながり」を大切に

もうひとつ大切にしているのが、人とのつながり。ビール祭りに出店するキッカケになったのも、今回も一緒に出店する東浦和のクラフトビアバー「ブロンクス」から声をかけられたことでした。

ビールを扱っている飲食店や地元農家、現在DD4Dを支えるスタッフなど、山之内さんいわく「オーガニックなつながり」──無理なく自然とつながった、そんな人たちとビールを通して力を合わせられていることに、大きな喜びを感じていると言います。

DD4D BREWINGのスタッフとビール祭り運営スタッフ

「前回の、けやきひろば春のビール祭りではシンガポールから来た方にお声がけいただいて、8月にはシンガポールでのビールイベントに出店しました。こんなふうに“オーガニックな良い出会い”に恵まれたのもビール祭りがあったからこそ、と感じています。

ですから、『Layers of Goodness』という名称には、秋のビール祭りでも良い出会い、味、時間を重ねられる(Layers)ビールに、という願いを込めました。

会場で仲間や家族とワイワイ乾杯しながら『やっぱりビール祭りっていいよね』と、良い時間を過ごしてほしいですし、ビアバーや家でも、「ビール祭り楽しかったな」「来年も行ってみようかな」と感じてもらいたい。

Layers of Goodnessが、ビール祭りに思いを馳せられる存在になってくれると嬉しいですね」(山之内さん)。

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