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新規出店者をご紹介! 希望の丘醸造所 編
2023.08.04
実りの秋、「2023けやきひろば秋のビールまつり」開催! 会場には日本全国のブルワリーやインポーターなど66店舗が勢ぞろいします。今回は、中でも初出店となる「希望の丘醸造所」をご紹介します。
宮城「牛たん」メーカーが醸すクラフトビール
宮城県の「ご当地グルメ」といえば牛たん。全国でも有名な牛たん焼き店「利久」を展開する株式会社利久は、2022年7月より「牛たんに合うクラフトビール」の販売を開始し、一周年を迎えました。本社併設のブルワリーにて醸されるビールは、全国の利久の各店舗にて限定販売されており、ビールファンから人気を集めています。
「日々の活力と希望が湧いてくるビール」を味わおう
「希望の丘醸造所」のブルワリー名は、東日本大震災の復興の象徴「千年希望の丘」にちなんでいます。
「千年希望の丘」とは、津波で住めなくなった宮城県岩沼市の沿岸約10kmに渡って整備された6つの公園と、それらを結ぶ園路の総称。大津波により流された家屋の基礎などを用いて造られ、人々の生きた証・災害の記憶を伝え防災教育をも担う記念公園なのです。
宮城県岩沼市にて23歳で飲食店経営を始めた利久の亀井利二代表は
「岩沼、宮城の食材をビールの形にして全国の方に飲んでほしい。岩沼でこれまで助けて頂いた恩返しと復興の一助になれば...」
という思いで、ビール醸造への取り組みを開始しました。
そうして醸されたビールは、充実した1日の締めくくりに飲めば、希望のある明日への活力ともなる! そんな力強い味わいをビール祭りで味わえます。
麦芽粕を乳牛の餌に再利用
ビール醸造の仕込み時に大量に排出されるのが麦芽粕。たんぱく質や食物繊維といった栄養価も高い、ただ棄ててしまうには惜しい食品廃棄物です。同社はこれを近隣農場に送り、そこで飼育されている乳牛の餌にしています。近年家畜のエサは高騰しており、農家さんからも感謝の言葉が寄せられているとのこと。
ビール祭りで飲める! 肉の部位の名前がつけられたユニークなビール
今回ビール祭りにて提供される定番ビール名は、なんと肉の部位名から名付けられています。そのまま飲んでも、牛たんをはじめとするお肉料理と併せても美味!
■KNUCKLE167A(ナックル167A・肉部位名:牛もも)
柑橘や若草を思わせる香りが印象的なアメリカンペールエールです。
■THE SPENCER(ザ スペンサー・肉部位名:牛リブロース)
アメリカンホップを大量に使用、強い苦味と香り、飲みごたえのあるウエストコーストIPA。
■Culotte(クーレット・肉部位名:イチボ)
宮城県産柚子を50%以上使用したセゾン。すっきりとしており、清涼感を感じさせます。
■HIND SHANK(ハインドシャンク・肉部位名:牛すね)
トロピカルな香りに麦芽の甘味が楽しいニューイングランドIPA。
■SWEET BREAD(スウィートブレッド・肉部位名:シビレ)
小麦麦芽を50%以上使用したヴァイツェン。バナナやクローブを想起させる香りが豊かです。
来場者へのメッセージ
ブルワーの吉田丈祥さんからメッセージをいただきました。
「牛たん炭焼利久が展開する醸造所、自由な発想で今一番美味しいビールを、自信をもってお届けします!
けやきひろばビール祭りへの初出店を機に、全国の皆さんにこれからどんどん知っていただきたいと思います。ぜひ多くの方に飲んでいただければうれしいです。ビール祭り会場でお会いできるのを楽しみにしています」