<PR>サッポロビール株式会社

ジャパンオリジナルホップの世界へようこそ

2019.05.22

「ソラチエース」ホップの香り豊かな「SORACHI1984」。ビールの香りや味わいもさることながら、「SORACHI1984」の魅力を広く伝えるための「ミッションアンバサダー」キャンペーンも話題になりました。今回はその内容や反響のほか、ビール祭りの「Innovative Brewer」ブースで提供する、日本産フレーバーホップを生かしたビールをご紹介します。

「ミッションアンバサダー」という初の試み

サッポロビールの「Innovative Brewer(イノベーティブブリュワー)」ブランドで造られたフラッグシップビール「Innovative Brewer SORACHI1984(以下、『SORACHI1984』)」。同社が開発したホップ「ソラチエース」を使用、レモングラスやヒノキを思わせる個性的な香りをまとったゴールデンエールです。

日本発祥のホップ「ソラチエース」を通して「SORACHI1984」が伝えたいこと
https://www.beerkeyaki.jp/topics/2019spring/sorachi1984-1.html

「SORACHI1984」は、缶商品を4月9日に日本全国で発売を開始しています。その約2ヶ月前、サッポロビールから出される「SORACHI1984」の魅力を伝えるミッションを遂行するための「ミッションアンバサダー」を、全国から1984名を募るキャンペーンを行いました。

■「SORACHI1984」 ミッションアンバサダー
https://sorachi1984-precp.jp/

この「ミッションアンバサダー募集」キャンペーンに当選した人には、「SORACHI1984」のオリジナルデザイン缶2本とソラチエースのストーリーを記載したブランドブック、アンバサダー認定カード、そして“ミッション”の依頼状が販売に先立ち送られました。

アンバサダーへ送られたミッションは大きくわけて2つあります。ひとつは、一般発売よりも一足先に「SORACHI1984」を飲んだ感想をSNSにアップして拡散すること。ふたつめは、ストーリーブックを読んでどんなポイントに共感したかを投稿することでした。

「1984」や「ミッション」の言葉に大きな反響

SNSを中心に大きな話題を呼んだ「ミッションアンバサダー募集」キャンペーン。このユニークな取り組みや反響などを、サッポロビール株式会社クラフト事業部の谷紘子さんに伺いました。

「ミッションアンバサダー」制度を採用した理由を教えてください。

谷:Innovative Brewerブランドは、ファンの皆様との協働や共創を約束しています。メーカーからの一方的な発信ではなく、お客様が自発的に情報を発信してくださって、一緒に盛り上がっていくことを大切にしています。

私たち「Innovative Brewer」が開催するビールセミナーやビールイベントでお客様との接点を増やす中で、お客様側も「ビールに関する知識を増やしたい、魅力を伝えたい」気持ちをお持ちだということがわかりました。そういう意欲を刺激し、きちんと活かしていこうという気持ちがベースにあります。

そのうえで「この情報を広めてほしい」という“ミッション”をつくることで、ビールファンの情報発信欲を掻き立てたいと考えました。ミッションのおかげでハードルが高めになったかなと思いますが、1984名の枠に対して、全国津々浦々から1万人を超える応募があったことに感激しています。

選考にあたってはどのような点を重視しましたか。

谷:応募時に書いてもらうコメントの熱量です。「ミッションアンバサダー」としての使命感を持ち楽しんで遂行してもらうには、情報発信欲があり、ブランドストーリーを自分ごととして捉えてくれる人に担っていただきたいと感じました。

応募の段階にいただいたコメントは、運営チームがすべて拝見しています。読んでいると、こちらがワクワクしたり、元気や勇気をもらえるコメントを本当にたくさんいただけたのが印象的でした。

たとえば「北海道空知郡出身だが、なかなか地元の話を聞かなかったので、『SORACHI1984』の登場がうれしい」といったエリアに関するコメントのほか、「1984年生まれでシンパシーを感じる」のように、年号に反応してくださったり、「何をするかはわからないが『ミッション』という魅惑的な言葉に惹かれた」というコメントもありました。

「1984」や「ミッション」という言葉に対する反応は、既存の当社ブランドでのキャンペーンでは見られなかった現象だと思います。応募段階での年齢分布を見ると、84年生まれだけ突出してどの年代よりも多い応募数でした。「サッポロビール」の酒飲層は比較的年齢が高めですが、「SORACHI1984」に興味を持ってくださったのは若年層が多い印象です。

「ソラチエース」のストーリーに自分を重ねて

「ミッションアンバサダー」がSNSに投稿された内容の中では、どんなものが印象深いですか。

谷:ブランドブックのストーリーの内容に共感していただけたのがうれしいです。「(サッポロビール株式会社 バイオ研究開発部 北海道原料センター研究員の)荒井(康則)さんが会社人生をかけてまで『ソラチエース』をつないだことが、『SORACHI1984』として結実したことに感銘を受けた」「(同社研究員である)糸賀(裕)さんがウイルスフリーの苗を作り出したからこそ、現在のホップが守られてきていることに感動した」など。

また、「ソラチエース」と同じ1984年生まれ、現在34歳の方々のコメントも感慨深いですね。「同じ年生まれの『ソラチエース』がアメリカに渡り、苦労を重ねて日本に戻ってきたところが自分の人生と重なって見え、応援したいと思った」といったメッセージには、こちらも胸が熱くなりました。

「SORACHI1984」に関する、今後の展開を教えてください。

谷:「SORACHI1984」は、「Innovative Brewer」ブランドのフラッグシップビールです。このブランドの基幹となるのが「ホップでビールを選んでもらえる楽しさ」を提供すること。その最初のキッカケとして「ソラチエース」という一番強力な個性やストーリーを持ったものを発売しました。

今後もさまざまな個性を持つホップに注目していただける商品を提供する予定です。ホップでビールを選ぶ楽しさを知り、ホップに興味関心を持ってもらえるよう、働きかけていきたいですね。

日本オリジナルホップの魅力を最大限に表現するビール

「ホップでビールを選ぶ楽しみを知ってもらう」ための取り組みが、けやきひろば春のビール祭り「Innovative Brewer」ブースで実現します。

会場で楽しめるのは、「SORACHI1984」のほか、「奇跡のホップ フラノマジカル」「飛躍のホップ フラノブラン」「新鋭のホップ フラノローザ」。「すべてサッポロビールが長い年月をかけて開発したホップを単体で使い、その特徴を余すところなく表現したビールです」と、「Innovative Brewer」ブランドのビール造りを担当するブリューイングデザイナー、新井健司さんは言います。

ホップの分析・試験、品種改良を繰り返すことで、新しいホップはどんどん生まれていきます。何年か先に必要になってくるトレンドまで見据えて、ホップのフレーバーの方向性や苦味の強さ、ある種の成分に着目するなど、開発の方向性を決めているのだそう。

「今回は、すでに開発済みのホップの中から、特に香りに特徴がある『フラノマジカル』『フラノブラン』『フラノローザ』の3種類を提供します」と新井さん。これら3品種の栽培はサッポロビールのみで、他国でも一切扱っていない、いわば完全なる日本オリジナルのホップです。

ビール会場では4種類のホップの個性に注目しよう

  • 奇跡のホップ フラノマジカル

  • 飛躍のホップ フラノブラン

  • 新鋭のホップ フラノローザ

■「奇跡のホップ フラノマジカル」
北海道空知郡上富良野町で、年間約100kg程度しか収穫できないホップ「フラのマジカル」を100%使用したペールエール。マンゴーを思わせるトロピカルな香りが楽しめるビールです。

新井:昨年、缶商品として発売した「Once in a Lifetime Chance 奇跡のホップ フラノマジカル」とほとんど仕様は変えていません。「フラノマジカル」は、使えば使うほど香りは強くなりますが、反対に、味わいがやや平板になるという面白い特徴があります。そのため、フラノマジカルの香りに負けないような骨格にする必要がありました。麦の量を増やしたり、アルコール度数を上げる選択もありましたが、「個性的でドリンカブル」を実現するため、ロースト麦芽を一部使用してロースト感を出すことで「フラノマジカル」に負けないボディに仕上げています。

■「飛躍のホップ フラノブラン」
2014年に登場したホップ「フラノブラン」を100%使用したゴールデンエール。白ワインやライムのような香りが特徴です。

新井:「フラノブラン」は、他品種のホップでいうとニュージーランドのホップ「ネルソンソーヴィン」に近い質の香りを持っています。「SORACHI1984」と同様にゴールデンエールながら、麦芽の使用量を抑えめにすることで「フラノブラン」の香りも立たせつつ、キリっとしてすっきり飲める味わいを目指しました。

■「新鋭のホップ フラノローザ」
2014年に登場した北海道空知郡上富良野町産の「フラノローザ」を100%使ったラガービール。軽やかな飲み口で、艶やかな花を想像させる香りが漂います。

新井:フローラルな香りが強めで、口に含むと甘い香りが広がると思います。しかしながら「フラノローザ」の香りはとても繊細。そのため、極力麦芽や発酵由来の香りを抑えようと、ラガータイプを選びました。麦芽とホップ以外にも米とコーンスターチを使っていて、ビールの骨格も軽めに仕上げています。

「ソラチエース」「フラノマジカル」「フラノブラン」「フラノローザ」。それぞれのホップが持つキャラクターの魅力をいかんなく発揮するために、新井さんが真摯に向き合ったビールが4種類、ビール祭り会場で初めてそろいます。ホップでどれだけ香りと味わいが変わるのか──。きっと、想像を超えた驚きが待っているに違いありません。

■「SORACHI1984」に関するお問い合わせ先
サッポロビール株式会社 お客様センター
TEL 0120-207800

■撮影協力
ビヤステーション恵比寿
https://www.shinseien.jp/yebisu/

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